Analog Discovery 3にはアナログ波形を発生させる機能(Wavegen)があります。
先日、このWavegenを使って、パルス波形を1回だけ発生させたいという機会があったのですが、その方法がなかなか分かりませんでした。
「WaveForms」アプリで「Wavegen」ボタンをクリックすると、以下のようなウィンドウが開きます。
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初期状態では波形発生モードが、最も簡単に波形の形状などを設定できる「Simple」になっていますが、このモードでは波形の形状タイプの他、周期や振幅を指定して波形をつくるようになっています。
「Type」を「Pulse」にすると、周波数(または周期)、振幅、オフセットなどを指定して所望の波形をつくることになります。つまり、指定した周期毎にパルス波形が継続して発生してしまうことになります。
パルス波形の発生回数を制御する方法はないのか?、設定が面倒そうな「Custom」モードで波形をつくるしかないのか?と色々調べていたところ、Digilentのサポートページで方法を見つけることができました。
「Wavegen」ウィンドウの上部で「No synchronization」となっているモード選択フォームにて、「Synchronized」など、「No synchronization」以外のモードを選択します。
その状態で、1段下の「Auto」というところにチェックを入れると、その右隣の「Repeat」フォームが入力可能になります。
これでパルス波形の発生回数を指定できるようになります。
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動作確認をしてみました。
「Wavegen」のCH1の出力とGNDを、「Scope」のCH1の「+」と「-」につなぎます。
この状態で、「WaveForms」アプリで「Wavegen」と「Scope」を両方実行させてみました。
元々の「Wavegen」設定内容(「Repeat」回数を設定しない)の場合、このように、パルス波形が繰り返して発生しています。
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これに対して、「Repeat」回数を「1」に設定すると、このように、パルス波形が1回だけ発生します。
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ちょっと見つけにくい場所にありましたが、所望のとおり、パルス波形を1回だけ発生させることができました。