マイクロビットを使ってみる 〜マイクロビットで録音する

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センサ・電子回路との接続

2023年6月に、マイクロビットのプログラムをつくる時に使う「MakeCodeエディタ」がアップデートされました。

いくつかの大きなトピックスがありますが、その中でも私が特に気になったのが「Audio recording and playback extension(オーディオ録音と再生の拡張機能)」です。
マイクロビットV2限定の機能で、3秒ほどの短い音声を録音、再生できるとのことです。

早速試してみたいと思います。


MakeCodeエディタの拡張機能で「audio-recording」を選ぶと「Record」というブロックのグループが現れます。

以下のようなプログラムをつくってみました。

Aボタンを押すと3秒ほど録音ができます。マイクロビットのLEDマトリックスの右上あたりにマイクの形をしたLEDがあるのですが、録音中はそのLEDが光ります。
Bボタンを押すと録音した音声が再生されます。

このような感じです。

マイクロビットの内蔵スピーカーで音が鳴ります。一応鳴ってはいるのですが、とても音質が悪く、何が鳴っているのかがようやく聞きとれる程度の音質です。

そこで、以前つくったマイクロビット用の外付けスピーカーにつなぐことにしました。
100円ショップで買ったスピーカーにアンプを仕込み、マイクロビットの出力音声を大きく鳴らせるようにしたものです。

内蔵スピーカーで音が鳴らないよう、プログラムを少しだけ変更しました。

ちなみに、「内蔵スピーカーをオフにする」を「最初だけ」に入れても内蔵スピーカーの音が消えなかったため、今回は音声を再生する直前に「内蔵スピーカーをオフにする」を入れました。

結果はこんな感じです。

録音した音が鳴りました。
ただ結構な音量で雑音が混ざっています。
マイクロビットの内蔵マイクを使う代わりに外付けのマイクやライン入力が使えればよいのですが、そのような機能はなさそうです。

また、「Record」グループに入っているブロックも最低限のものしかなく、あまりややこしい使い方はできなさそうです。

いずれにしろ、これまでマイクロビットでは、PWM波形の単純な音しか鳴らすことができませんでしたが、これでようやく普通の音が扱えるようになりました。

 

なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。


初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。