環境センサモジュール(BME280)をマイクロビットにつなぎ、温度、湿度、気圧の3つの環境情報を測定します。
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機能
マイクロビットの温度センサは、実際にはプロセッサのチップ温度を測定しており、本来は外気温を測定するためのものではありません。
今回は、「BME280搭載 温湿度・気圧センサモジュール」というものをマイクロビットにつなぎ、より正確に環境情報を測定しようと思います。
10秒間隔で、「温度」、「湿度」、「気圧」を測定し、結果をLEDで表示します。
材料
- マイクロビット
- マイクロビット用エッジコネクタピッチ変換基板
- USBケーブル
- 電池ボックス(セリアの電池式モバイルバッテリー)
- 電池(単三×2)
- BME280搭載 温湿度・気圧センサモジュール
- ブレッドボード
- ジャンパーワイヤ(オス-メス)(×4)
- ハードジャンパーワイヤ(×2)
プログラム
「Weatherbit」という機能ブロックを使って、プログラムを作ります。
ブロックエディタで「高度なブロック」>「拡張機能」を選択します。
「weatherbit」で検索すると、Weatherbitの機能ブロックが見つかります。
これを選択すると、Weathrbitの機能ブロックが使えるようになります。BME280の温度、湿度、気圧はそれぞれtemperature(C)、humidity、pressureというブロックで測定できます。それを以下のように補正します。
- 温度(℃) = temperature(C) / 100
- 湿度(%) = humidity / 1024
- 気圧(hPa) = pressure / 25600
つなぎかた
マイクロビットとBME280を、以下のとおり接続します。
マイクロビット | BME280 |
---|---|
GND | SDO |
19 | SCK |
20 | SDI |
3V | CSB |
GND | GND |
3V | Vcore |
– | Vio |
マイクロビットの「0」、「1」、「2」以外のピンを使用するために、「マイクロビット用エッジコネクタピッチ変換基板」を使って接続します。
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結果
定期的に、温度、湿度、気圧が表示されます。
「無線」や「データロガー」と組み合わせると、色々と応用できそうです。
なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。
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初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。
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