iPhoneにスマホ版micro:bitアプリをインストールしたので、スマホとマイクロビットで、データのやり取りをしてみたいと思います。
ここでは、マイクロビットのセンサ情報を、スマホからモニタするためのサンプルプログラムを試してみようと思います。
「monitor-services」サンプル
まずは、iPhoneとペアリング済みのマイクロビットに、サンプルプログラムを書き込みます。
あらかじめ、マイクロビットの電源を入れて(電池をつないで)おきます。
iPhoneでmicro:bitアプリを起動します。ホーム画面で「Flash」をタップします。
「sample: monitor-services」を選択します。
真ん中の黄色い「Edit」ボタンをタップすると、プログラムの内容がエディタで確認できます。
「sample: monitor-services」を選択した状態で「Flash」をタップします。
プログラムが転送されています。
プログラム転送が終わると、マイクロビットのLEDに「MONITOR SERVICES」と表示されます。
iPhoneで「OK」をタップします。
「Home」をタップして、ホーム画面に戻ります。次に「Monitor and Control」をタップします。
いくつかのウィンドウが表示されていると思いますので、それぞれのウィンドウ左上の「点々」アイコンをタップ、「Delete」をタップして、ウィンドウを削除します。以下のように、一旦ウィンドウがひとつもない状態にします。
「Add」をタップします。
「Temperature」をタップすると、「Temperature」ウィンドウが追加されます。
同様に「Acceleration xyz」、「Button A and B」もタップし、それぞれのウィンドウも追加します。
以下のように、3つのウィンドウが表示されます。「Start」をタップします。
マイクロビット搭載センサで測定した温度情報と、加速度情報がスマホでモニタできます。マイクロビットのボタンを押すと、その情報も表示されます。
「Stop」をタップしてモニタを終了、「Home」をタップしてホーム画面に戻ります。
「compass」サンプル
次はコンパス情報をモニタします。「sample: compass」を使います。
プログラムの内容は以下のとおりです。
先ほどと同様、「sample: compass」をマイクロビットに転送します。プログラム転送が終わると、マイクロビットのLEDに「COMPASS」と表示された後、マイクロビットの向いている方向(N,E,W,S)の文字が表示されます。
「Monitor and Control」画面に戻ります。表示されているウィンドウを全て削除した後、「Compass」と「micro:bit」をタップします。
「Start」をタップすると、方位情報がスマホでモニタできます。また、マイクロビットのLEDに表示されているのと同じ文字が、スマホでも表示されます。マイクロビットのボタンを押すと、その情報も表示されます。
なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。
初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。