ESPr Developerの使い方 〜Arduino IDEのインストール方法

スポンサーリンク
ESPr Developer

「ESPr Developer」は、スイッチサイエンスが販売しているESP-WROOM-02開発ボードです。
USB-シリアル変換ICや3.3V出力レギュレータが搭載されており、Wi-Fi通信を伴う処理を簡単に行うことができます。


ESPr Developerを動かすためのプログラムは、パソコン上で「Arduino IDE」を使って作成します。
ここでは、ESPr Developerを使うための「Arduino IDE」のインストール方法を説明します。

なお、ここで使用しているパソコン環境は以下のとおりです。

  • PC : Surface Pro 3
  • OS : Windows 10 Pro(バージョン 1809)
  • ブラウザ : Google Chrome

Arduino IDEのインストール

  • Arduino.ccのWebページ( https://www.arduino.cc/ )を開き、「SOFTWARE」メニューの「DOWNLOADS」を選択します。
  • 「Download the Arduino IDE」の右側のメニューにある「Windows Installer」をクリックします。
  • 「JUST DOWNLOAD」をクリックします(「CONTRIBUTE & DOWNLOAD」は、ダウンロードと同時に寄付する時のボタンです)。
  • インストーラ(ファイル名は arduino-xx.xx.xx-windows.exe)がダウンロードされます。インストーラをクリックします。
  • 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。
  • 「License Agreement」の画面が表示されるので「I Agree」をクリックします。
  • 「Installation Options」の画面が表示されるので、そのまま「Next」をクリックします。
  • 「Installation Folder」の画面が表示されるので、そのまま「Install」をクリックします。これでインストールが始まります。
  • 途中で、ドライバのインストール画面が表示されたら「インストール」をクリックします。
  • インストールが完了すると「Completed」の画面が表示されるので「Close」をクリックします。

ボードマネージャにてESP8266ボードの追加

  • デスクトップに「Arduino」のショートカットが作成されているので、これをダブルクリックして、Arduino IDEを起動します。今回は、ここで「Windowsセキュリティの重要な警告」の画面が表示されました。所望の許可設定(今回は「プライベートネットワーク」)を行って、「アクセスを許可する」をクリックします。
  • これが、Arduino IDEの初期画面です。
  • Webブラウザで、GitHubのESP8266 arduinoライブラリのページ( https://github.com/esp8266/Arduino )を開きます。
  • ページの中ほどに「Boards manager link」の記載があるので、このURLをコピーします。
  • Arduino IDEの初期画面で「ファイル」>「環境設定」をクリックします。「追加のボードマネージャのURL」に、先ほどコピーしたURLをペーストし「OK」をクリックします。
  • 「ツール」>「ボード」>「ボードマネージャ」をクリックします。
  • ボードマネージャ画面が開きます。
  • 画面上部の入力欄に「esp8266」と入力すると「esp8266 by ESP8266 Community」が検索されます。見つかった「esp8266 by ESP8266 Community」をクリックすると、バージョン選択メニューとインストールボタンが表示されるので、「インストール」をクリックします。
  • インストールが完了すると画面が以下のように変化するので、「閉じる」をクリックして画面を閉じます。

ボードの選択とパラメータの設定

  • ESPr DeveloperとパソコンをUSBケーブルで接続します。
  • 「ツール」>「ボード」>「Generic ESP8266 Module」をクリックします。
  • もう一度「ツール」をクリックします。ESPr Developer用に、以下のパラメータを選択します。
    • ボード: “Generic ESP8266 Module”
    • Upload Speed: “115200”
    • CPU Frequency: “160MHz”
    • Crystal Frequency: “26MHz”
    • Flash Size: “2M(1M SPIFFS)”
    • Flash Mode: “QIO(fast)”
    • Flash Frequency: “80MHz”
    • Reset Method: “nodemcu”
    • Debug port: “Disabled”
    • Debug Level: “なし”
    • IwIP Variant: “v2 Lower Memory”
    • VTables: “Flash”
    • Exceptions: “Disabled”
    • Builtin Led: “2”
    • Erase Flash: “Only Sketch”
    • シリアルポート: 自分の環境のポート
    • 書込装置: “USBasp”

動作確認

  • 「ファイル」>「スケッチ例」>「ESP8266」>「Blink」をクリックします。
  • 新しいウィンドウで「Blink」のプログラムが表示されます。画面左上の「→(マイコンボードに書き込む)」をクリックします。
  • 画面下に「ボードへの書き込みが完了しました。」と表示されれば、正常にプログラムを書き込むことができています。