自然農たんぼ実験 〜出穂

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自然農たんぼ実験

知り合いの方から畑の一画をお借りして、自然農での野菜栽培を体験中ですが、今年は小さな水田エリア(ミニ田んぼ)で、自然農での稲作も試しています。

昨年の秋に、知り合いの方から一株のイネをいただき、そこから種もみを採取したのですが、それを使って自宅ベランダで苗を育て、それを畑の端の「ミニ田んぼ」に植えています。

最初に苗を植えた場所ではうまく育たず、急遽別の場所に植え替えたりと、何かとバタバタしましたが、今のところ、なんとか育ってくれています。

さて、田植えをしたのが5月30日、現在の場所に植え替えたのが6月17日でしたが、8月8日に確認したところ、一部のイネが出穂していました。

ただ、今年はこの時期、ずっと雨つづきだったためか、その後、他のイネはなかなか穂が出ませんでした。
バッタに葉っぱを食べられたりと、あまり良い状況ではありません。

おまけに、イノシシに入られてしまいました!
イネはまだ、イノシシが興味を示すような状態になっていないためか、被害はありませんでしたが、畦は掘り返されてしまいました。
(夜中に侵入されたため、設置している定点カメラには何も写っていませんでした。)

8月20日に、ようやく他の一部のイネも出穂しましたが、全体で見るとまだまだです。

ただ、出穂したものでは花も咲いています。

ところが、さらに2週間後の9月5日に確認したところ、一気に大部分のイネが出穂していました。

穂のかたちが独特なので、知り合いの方に、いただいたイネの銘柄を再確認していただいたところ、「ハッピーヒル」というもち米だということが分かりました。
「ハッピーヒル」は晩生で、出穂がこの時期でもおかしくないようです。

ベランダで苗を育てたり、一旦植えた苗を別の場所に植え替えたりと、イネにとってはなかなか過酷なことをしてきたので、今年はうまく育たなかったのかなぁと思っていたのですが、そうではなかったようでホッとしました。

2日後の9月7日には、全体的に穂が出ています。
一気にコメらしくなりました。

撮りだめてきた定点カメラの画像で、タイムラプス動画をつくってみました。
8月1日から9月7日までの様子です。