電磁石をつくり、それをマイクロビットでオン・オフしてみようと思います。
長さ25mmのM4ネジを電磁石にします。
エナメル線を巻くときにネジから外れないように、直径4mmの穴をあけたプラスチック板2枚も用意しておきます。
こちらのエナメル線を2メートル使います。
M4ネジにプラスチック板2枚をとおし、端をナットで止めます。エナメル線を巻きやすいように、ネジの軸にセロハンテープを何重かに巻いてから、エナメル線を巻いていきます。
巻いたエナメル線がほどけないように端を処理したら完成です。
紙やすりでエナメル線の両端の皮膜をはがし、乾電池をつなぐと、くぎやクリップがくっつきました。
電磁石をオンにしたときの消費電流値をテスターで調べたところ、2.3A程度流れていました。
マイクロビットの信号端子ではとても駆動できないので、モータードライバを使うことにします。
マイクロビットに以下のプログラムを書き込みます。
2秒おきに「P2」を「0」にしたり「1」にしたりします。「1」の時だけアイコンを表示します。
乾電池、マイクロビット、電磁石、モータードライバを簡単につなぐために「M5:bit」というパーツを使います。
乾電池とモータードライバの「プラス」「マイナス」を、それぞれ「M5:bit」の「V」「G」につなぎます。
モータードライバの「IN1」「IN2」を「M5:bit」の「2」と「G」に、モータードライバの「OUT1」「OUT2」を電磁石のふたつの端子につなぎます。
電池ボックスのスイッチをオンにすると、マイクロビットのLEDが、2秒おきに点灯・消灯を繰り返します。
アイコンが表示されている間だけ、電磁石にクリップがくっつきました。
なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。
初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。