我が家では、年に2回程度のペースで、長野県に旅行に行っています。
その際はいつも、同じ宿泊施設を利用させていただいているのですが、この施設で数年前(2012年の春)、「白樺の苗を植樹」するイベントがありました。
施設の裏には雑木林があるのですが、そこで発芽した白樺の芽を自宅に持ち帰り、1年程度自宅で育てて大きくしてから、再び施設裏の雑木林に植えるというものです。
我が家もこのイベントに参加し、今年(2020年)で、白樺の芽を採取してから8年が経つのですが、今年の夏、久しぶりに見に行ったところ、とても大きくなっていて驚きました。
あまりに一気に成長しているように感じたので、これまでの成長具合がどうだったのか、過去の写真画像を引っ張り出してきて再確認してみることにしました。
2012年5月
芽を採取したのは2012年の5月です。こんな感じでした。
芽を自宅に持ち帰り、植木鉢に植え直して自宅ベランダで育てました。以下は自宅に持ち帰ってから1ヶ月半ぐらい経った時の画像です。
自宅は兵庫県にあり、ベランダは西向きのため、夏場は非常に高温になります。苗は2本持ち帰ったのですが、残念ながら、1本は高温のため枯れてしまいました。
2013年5月
自宅で1年間育てた結果、このぐらいの大きさになりました。
これを宿泊施設裏の雑木林に植樹しました。
2013年12月
全く大きくなっていないように見えます。
2014年5月
冬から春にかけて、幹が若干太くなっているような気がします。
2014年12月
2015年5月
2015年12月
2016年5月
2016年12月
2017年5月
2017年12月
2018年5月
2018年12月
2019年5月
2019年8月
2020年1月
結構太くなったような気がします。
2020年8月
今回の画像がこちらです。やはり一気に太くなっています。直径が4cmぐらいありそうです。
地面から50cmあたりの高さで樹皮が剥けています。シカか何かの被害にあっているのかもしれません。
すっかり木になっています。
夏場に見に来れる機会は少ないのですが、やはり夏は葉が繁ってきれいです。
2023年3月追記
それ以降の写真も並べてみます。
2021年1月
2021年12月
2022年4月
2023年3月
植樹してからちょうど10年が経ち、白樺もとても大きく育ちました。
しかし実は、この宿泊施設が、今月いっぱいで閉館することになってしまいました。
毎年のように泊まっていただけに、非常に寂しい気持ちです。
白樺もとても大きくなったのですが、施設の閉館に伴い、今後もこの場所で育て続けることはできません。
この林の整備活動をされている方ともお話ししたのですが、今後数ヶ月のうちに、林に置いてある丸太などの部材を撤去しなければならないらしく、そのタイミングで白樺の樹も撤去しなければ、最悪切り倒されてしまうことにもなりかねません。
今後の対応について色々と相談させていただいたところ、近隣にこの白樺を植え替えることができそうな場所のアテがあるとのことで、是非とも植え替える方向で進めてもらえるようお願いしました。
なお、白樺の植え替え、特に土から掘り起こすのは2〜3月が適期とのことで、もう時間的にも余裕がないので、早めに実施していただくことになりました。
新しい場所に植え付けるのは、場所の調整も必要なので、しばらく先のことになりそうです。
林の整備をされている方には、白樺の移植のために色々と尽力していただき、大変ありがたく思っています。
実際に移植を行う際には、私たちもできるだけ現地に出向いて、できれば作業にも携わりたいと思っています。