モバイルWi-Fiルータを屋外に設置するためのケースをつくる

スポンサーリンク
工作

畑にソーラーパネルとモバイルWi-Fiルータを設置し、ソーラーパネルで発電した電気でWi-Fiルータを常時稼働させています。

このシステムを使って、畑で定期的に写真撮影してWebサーバに送信しているのですが、最近、Wi-Fiルータの調子がやや悪くなってきました。
Wi-Fiの信号強度が弱く、画像が半分ぐらいしか送信できないことがあったり、カメラがルータから少し離れた場所にあると、全く送信できなくなることもあります。

Wi-Fiルータは、パネルの下に置いてあるコンテナボックスの中に入れています。

当初から分かっていたことですが、Wi-Fiの電波は水分に弱く、湿度が高い状況では到達距離が大幅に短くなります。
このように、Wi-Fiルータを地面近くに設置すると、地面や周囲の雑草などの影響で電波の到達距離が短くなると考えられますが、横着をしてこのような状態にしていました。

それでも、冬の間は乾燥していたためか、特に問題なく使えていました。
最近になって調子が悪くなってきたのは、春になり雑草がすごい勢いで伸びてきて、周囲の湿度が上がってきたのが原因ではないかと考えています。

そんな訳で、モバイルWi-Fiルータをもっと高い場所に設置することにしました。

以下の部材を準備しました。

  • モバイルWi-Fiルータ(HUAWEI E5785)
  • USBケーブル(type-A〜Micro-B, 3m)
  • タカチの防水ボックス(WP13-18-5G)
  • 防水ボックスをポールに取り付けるためのマウントブラケット(WPMB-M4G)
  • ケーブルグランド(RM16S-8B)
  • ウレタンスポンジ(厚さ30mm)



スポンジをケースの大きさに切ります。

モバイルWi-FiルータとUSBケーブルが収まるようにスポンジを切り取ります。

一旦スポンジを外し、ケーブルグランドを取り付けるための穴をあけます。

ケーブルグランドを取り付けます。

USBケーブルをケーブルグランドに通し、スポンジやWi-Fiルータを再度セットします。
USBケーブルのコネクタがケーブルグランドを通らなかったので、コネクタの左右を少し削りました。
また、ケーブルがケーブルグランドに対して細すぎ、きちんと締め付けができなかったため、ケーブルに自己融着テープを巻いて隙間を埋めた上で取り付けました。

ケースの裏にマウントブラケットを取り付けます。

これで完成です。

さて、できあがった防水ボックスを、畑に持っていって設置します。

ソーラーパネルの架台のポールのうち1本を、長いものに交換します。

USBケーブルをチャージコントローラにつなぎます。

このような感じになります。

ネジ止めした防水ボックスを、結束バンドでポールの先端に取り付けます。

これで完成です。
となりに設置していたカメラも、同じポールに取り付けました。

これでWi-Fiルータの調子が良くなれば良いのですが。