知り合いの方から畑の一画をお借りして、「自然農」での野菜栽培を体験中です。
今年もいくつかの夏野菜を育てる予定です。
例年どおり、タネを買ってきて、苗づくりから始めようと思っています。
トマトやナスなどの苗をゴールデンウィーク頃に植え付けようと思うと、2月末〜3月あたま頃にはタネをまくことになります。
ただ、この時期はまだとても寒く、うまく発芽させるには保温のための何らかの工夫が必要です。
昨年までも、ポットを衣装ケースに入れたり室内で育てたりと、いろいろと試してみましたが、なかなかうまくいきませんでした。
今年は、雑誌に載っていた記事を参考にして、スタイロフォームと育苗用ヒーターをつかって育苗箱を自作してみたいと思います。
スタイロフォームは発泡プラスチックの一種で、よく住宅の断熱材で見かける水色のボードです。
近所のホームセンターでスタイロフォームを購入しました。1820mm x 910mm x 25mm厚 のもので 1200円 でした。
育苗用ヒーターはアマゾンで購入しました。
製作する育苗箱のサイズを検討します。
育苗箱の中に入れる可能性があるものは以下のとおりです。
- 育苗ポット用トレー:350mm x 500mm
- セルトレー:280mm x 540mm
- 水稲育苗箱:300mm x 600mm
- 育苗用ヒーター:260mm x 530mm
これを踏まえて底面のサイズは 380mm x 620mm とすることにしました。
育苗箱本体をつくるためのパーツは以下のようになります。ちょうどスタイロフォーム半分でつくることができます。
スタイロフォームは一般的な工作用カッターナイフで簡単に切ることができます。
100円ショップで購入した発泡スチロール用接着剤をつかって組み立てます(よくある接着剤では発泡スチロールを接着することはできないようです)。補強のため、接着した場所を養生テープで固定します。
気休めかもしれませんが、保温性能を上げるために「バスボンドQ」という補充材で接合箇所をシーリングしておきます。
中に育苗用ヒーターを入れたら完成です。
フタとして、70Lの透明ゴミ袋をかぶせることにします。100円ショップで購入した2.1mの自転車荷台用ゴムバンドが、ゴミ袋を押さえるのにちょうど良い長さでした。
後日、スタイロフォームでフタもつくりました。
大小2枚の板を養生テープでつないだだけのものです。これで育苗箱を完全に閉めたり、折り畳んで一部だけ開けたりすることができます。
日光を当てる必要がない時には、透明ゴミ袋よりもこちらの方が良いような気がします。
この育苗箱をつかって、今年こそうまく苗をつくることができるか、試していこうと思います。