ジャコウアゲハが羽化しました

スポンサーリンク
自然観察・生育実験

知り合いの方から畑の一画をお借りして、メンバー数名で「自然農」での野菜栽培を体験中です。

畑には休憩用の小屋を設置しているのですが、そこにチョウのサナギができているのを見つけました。
昆虫に詳しいメンバーの方によると、「ジャコウアゲハ」のサナギだそうです。

羽化する様子を見てみたいと思い、「Timer Camera」を設置して観察することにしました。

「Timer Camera」は10分毎に写真を撮影し、画像データをWebサーバにアップロードするようプログラミングしてあります。
また、この「Timer Camera」に、100円ショップで購入したLEDライトを改造して取り付けました。
このLEDライトは写真撮影時のみ点灯します。それほど明るいライトではありませんが、サナギのすぐ近くに設置するので光はなんとか届きそうです。
省電力のための工夫も盛り込み、単三電池4本で3週間程度は動作する見込みです。

ネット記事によると、アゲハチョウはサナギになってから10日〜2週間ほどで羽化するらしいので、あわてて上記の仕組みをつくって小屋に設置しました。

サナギを見つけて「Timer Camera」を設置したのは2月あたまでした。
2週間ほどで羽化するとのことなので、毎日のように撮影データの確認を続けていたのですが、待てども待てども羽化してくれません。
サナギのまま死んでしまったのではないかと心配になり、先ほどの昆虫に詳しいメンバーの方に聞いてみたところ、冬にサナギになったアゲハチョウは、サナギのままで越冬するのだそうです。
羽化するのは春の花が咲く頃とのことで、観察期間が当初の予定より長くなってしまいました。
電池は3週間しか持たないので、途中で2回も電池交換が必要でした。

結局、羽化したのは4月29日のことでした。
ゴールデンウィークに畑に行ってサナギを確認したところ、既に抜け殻になっていたため、それ以前の画像データを確認して羽化した日を特定しました。

羽化前後の写真データをつなぎ合わせ、タイムラプス動画をつくってみました。

10分毎の画像なので細かい様子は分かりませんが、ともかく羽化の瞬間を確認することができました。

なお、現在は同じ小屋に「チョウセンカマキリ」のタマゴが産みつけられています。
アゲハチョウの撮影が終わった「Timer Camera」を引き続きこちらのタマゴに設置して、孵化する様子を観察しようと思います。