イレクターパイプに「カエル!」

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工作

屋外でのIoTデバイスの動作実験のため、畑にソーラー発電システムを設置しています。
50Wのパネルを使ったもの(こちら)と、10Wのパネルを使ったもの(こちら)の2種類を設置し、発電量などが問題ないか調査しています。

今は、これらの発電システムでモバイルWi-Fiルータや「M5Camera」を常時稼働させ、定期的に畑の風景写真をWebサーバに送信させています。

さて、先日も調査のため畑に行き、色々と動作確認を行っていたのですが、設置したM5Cameraの近くで作業していたところ、突然、M5Cameraを取り付けている棒から「カン!カン!カン!」と音がしだしたのです。

棒は「イレクターパイプ」という金属製のパイプで、直径が28ミリのものです。
パイプに取り付けているのはカメラと雨よけの庇だけで、駆動系の部品などはありません。

すぐに音は鳴り止み、作業を再開しましたが、しばらくするとまた「カン!カン!カン!」と音がします。
これが3,4回繰り返されました。

訳が分からず、ともかくカメラを取り外して確認してみたりもしましたが、全く原因は分かりません。

と、ふとイレクターパイプを眺めていたところ、パイプの中に何か入っているように見えます。
よくよく見ると、パイプの中に「カエル」がはまり込んでいます。

何かの弾みで、パイプの中に落ちてしまったようです。
「カン!カン!カン!」は、カエルの鳴き声がパイプに共振したものだったようです。

あわてて地面からパイプを抜き、カエルを逃がしてやりました。

ところが、作業を再開して10分ほど経ち、何気なくパイプの中を見たところ、またカエルがいます。
もうパイプの中には何も残っていないのを確認したはずなのに、と混乱しながらも、再度逃がしてやりました。

と、さらに10分後に再度確認すると、またカエルがいるではありませんか。
カエルははまり込んでしまっていた訳ではなく、何らかの理由で自ら入っていたようです。
一応、再度逃がしてやりました。

さて、カエルが「カン!カン!カン!」と鳴いていたのはいずれも、偶然かどうかは分かりませんが、私がパイプ近くでIoTデバイスからWi-Fiでデータ送信しているタイミングでした。
私がIoTデバイスを操作するたびに音がするため、まさか偶然同じタイミングでカエルが鳴いているとは思わず、何らかの装置が原因と勘違いしてしまった訳です。

私にはカエルに関する知識は全くありませんが、ネットで軽く検索したところ、カエルの聴覚は何か特殊なようです。
もしかしたら、本当にWi-Fiの電波に反応していたのかもしれません。知りませんが。