マイクロビットを使ってみる 〜「ずっと」ブロックをふたつ使う

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お役立ち情報

以前、「MakeCodeエディタ」の「バックグラウンドで実行する」ブロックを使い、マイクロビットでふたつの処理を並行して実施する方法を調べました(記事は こちら)。
この方法を使うことで、例えば「オリジナルのメロディーを鳴らし」ながら「アイコンを点滅」させるなど、マイクロビットでふたつの処理を同時に実行することができます。

さて、このブログを見た知り合いの方から「「ずっと」ブロックをふたつ使うことはできないのかな?」というコメントを頂きました。
確かに、もしも普段から使い慣れている「ずっと」ブロックをふたつ使うことができれば、「バックグラウンドで実行する」なんていう難しそうなブロックを使うよりも、より直感的にプログラムをつくれそうな気がします。

Web情報を検索しても、「ずっと」ブロックをふたつ使う事例はほとんど見つからなかったのですが、「ChatGPT」に聞くと、「ずっと」ブロックの複数利用は可能であり、公式にも認められているとのことです。
そんな訳で、本当にふたつの「ずっと」ブロックを使うことができるのか、試してみることにしました。


以下のような簡単なプログラムをつくってみました。

ひとつめの「ずっと」ブロックでは「ハート」アイコンをずっと点滅させています。もうひとつの「ずっと」ブロックでは「メロディ1」をずっと鳴らし続けています。
このプログラムをマイクロビットに書き込んでみたところ、問題なく、ふたつの処理が同時に実行されました。

以下のように、「ボタンAが押されたとき」ブロックと「ずっと」ブロックを同時に使うこともできました。

「ボタンAが押された」とき、変数「フラグ」を「1」にするのと同時に「ハート」アイコンを5回点滅させます。
「ずっと」ブロックでは「フラグ」の値を常時監視し、「フラグ」が「1」になったときに「メロディ1」を鳴らし、「フラグ」を「0」に戻します。
これにより、「ボタンAを押す」と、「ハート」アイコンが5回点滅するのと同時に、「メロディ1」が1回鳴ります。

直感的にも分かりやすいとても簡単なプログラムで、マイクロビットでふたつの処理を並行して実施させることができました。

 

なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。


初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。