先日より、知り合いの方に畑の一画をお借りして、「自然農」の体験を楽しんでいます。
まず最初に、1m×1mのエリアの2区画分について、畝立てを行いました(記事は こちら)。
また、そのうちの1区画については、トマトやバジルなどの苗を購入して植えました(記事は こちら)。
さて、残りの1区画については、是非とも大豆(枝豆)の苗を植えたいと思っていたのですが、思い立った時期が遅すぎたのか、今年はコロナ禍の影響で、例年以上に家庭菜園が人気なのか、近所のホームセンターでは、大豆の苗は、ほとんど売り切れていました。
諦め切れないので、大豆の栽培について、少し調べてみました。
すると、大豆は、種を畑に直接まいても、ポットで発芽させても、どちらでもOK、また、種をまく時期は暖かい地域では7月くらいまでOKとのことで、今から種をまいたとしても、時期的には全く問題ないようです。
そんな訳で、大豆を種から育ててみようと思い立ちました。
次に、種を畑に直接まくか、ポットで育てるかについて検討しました。大豆の種は鳥の大好物のため、鳥害対策が必須とのことですが、畑にそんなに頻繁には通えないことと、せっかくなので、大豆の発芽状況をじっくり観察したいと思い、自宅でポットで育ててみることにしました。
ポットに湿った土を入れ、1〜2cmぐらいの深さに大豆の種を3粒入れ、軽く土をかけておきます。
以降は、土が乾かない程度に、少しだけ水をやりながら放置しておきます。
ところで、実は現在、自宅マンションが大規模修繕中で、ベランダに出ることはおろか、カーテンを開けることもできないような状態です。そのため、ポットは室内に置いておくこととします。
また、「M5Camera」というカメラ付きのマイコンデバイスで、タイムラプス動画を撮影するための環境をつくってあるので、これを使って、大豆の発芽状況をタイムラプス動画にすることにしました。
夜間も含めて、数日間にわたるタイムラプス動画をつくるため、ポットには終日、LED照明(デスクライト)をあてておくことにしました。
つまり、今回は、「屋内」で「終日照明があたっている」という、若干特殊な状況で、大豆の苗を育てることになります。
撮影したタイムラプス動画は以下です。角度を変えて、2箇所から撮影しています。
想像していたのとは異なり、もやしのように、ひょろひょろと長く伸びています。全く知りませんでしたが、このような現象を「徒長」というそうです。「水分過多」、「日光不足」、「栄養過多」、「土が硬い」などが原因とのことで、今回は、まず間違いなく、「日光不足」のせいです。
小学校の理科で、種子の発芽の条件は「水」、「温度」、「酸素」と習ったので、日光はなくても大丈夫かと思っていたのですが、芽が出てからは「日光」も必要なようです。
畑に植える苗をどうするか、もう少し考えなければなりません。
2020/5/23追記
先日、種をまいた大豆は、「徒長」してしまい、畑に植え替えても、とても育ちそうにありません。
日光が当たっていないのが原因だと思いますが、先にも書いたように、自宅マンションは現在、大規模修繕中で、ベランダに出ることができません。
少しでも日光に当てたいと思い、ポットを窓際に置いて、もう一度、種をまいてみることにしました。
今回の発芽状況のタイムラプス動画は以下です。
先日つくった、M5Cameraに連動して光るLEDライト(記事は こちら)を使って撮影しています。
やはり、今回もひょろひょろしていますが、前回のものよりは、まともに育っているようです。
とりあえず、これを畑に植え替えることにしました。
しばらく具合を見て、ダメそうなら、また何か別の方法を考えることにします。
間引きは、もう少し育ってから実施しようと思います。
2020/5/30追記
1週間後、様子を見に行きました。
なんとか元気に育っているようです(雑草の方が、さらに元気ですが)。
2020/7/26追記
苗を植えてから2ヶ月たちました。
今年の梅雨は雨が多く、晴れた日が少なかった上、警報クラスの大雨の日も多かったのですが、大豆は元気に育っています。
あのヒョロヒョロだった苗が、こんなにしっかり育ったと思うと、感無量です。
収穫した枝豆です。
なんとかビールのつまみになりそうな量です。
9月20日追記
すっかり枯れてしまったので、刈り取りました。
8月以降は日照り続きで、まったく収穫できませんでしたが、それでもあのヒョロヒョロだった苗がここまでしっかり育ったと思うと、感慨深いものがあります。