マイクロビットを使ってみる 〜防犯灯をつくる

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電子工作の作例

ここでは、マイクロビットを使って、人が近づくとLEDが点灯する防犯灯をつくります。


機能

パナソニックの「焦電型赤外線人感センサ PaPIRs(EKMC1601111)」というセンサを、マイクロビットとつなぎ、人が近づいてきた時に、LEDで笑顔マークを表示させます。

この人感センサは、人体から放出される熱エネルギーの変化を検出するもので、人がいても、動きがほとんどない時は検出できないようです。
検出距離は5m、検出対象サイズは700x250mmとなっています。

材料

  • マイクロビット
  • 電池ボックス(セリアの電池式モバイルバッテリー)
  • 電池(単三×2)
  • USBケーブル
  • 皿ネジ(M3×15mm)(×3)
  • ナット(M3)(×6)
  • プラスチック座金(内径3mm)(×3)
  • ジャンパーワイヤ(×3)
  • 人感センサ(EKMC1601111)
  • 抵抗(47kΩ)
  • ブレッドボード
  • ハードジャンパーワイヤ(×2)

回路図

回路図は以下のとおりです。

人感センサの電源/グランドは、マイクロビットからとります。また、人感センサの信号出力には、47kΩの抵抗をつけておきます。

プログラム

P0端子の状態を読み込みます。センサが人を検出した時には、P0が1(High)になるので、アイコンを表示させ、5秒間保持します。P0が0(Low)の時にはアイコンを消します。

つなぎかた

ワニ口クリップで端子に接続すると、ごちゃごちゃしてしまうので、今回はネジを使って線を取り出すことにしました。

皿ネジをおもて側からとおし、プラスチックの座金を付けた上で、ナットで固定します。さらに、もうひとつナットを取り付けて、ジャンパーワイヤの端をはさみます。

電源が赤、グランドが青、0番端子が黄色です。

余談ですが、ネジが足になって、マイクロビットが自立するようになりました。

電池式モバイルバッテリーに電池を入れ、USBケーブルでマイクロビットとつなぎます。

回路図どおりに、ブレッドボードで部品をつなぎ、ジャンパーワイヤでマイクロビットとつなぎます。

結果

人が近づくと、笑顔マークが表示されます。

これを応用すれば、防犯用だけでなく、例えば、獣害対策で、動物が近づいてきた時に、ライトをつけたり、音を鳴らしたりすることもできます。

 

なお、私がマイクロビットの使い方を習得するのにあたっては、以下の書籍を参考にさせていただきました。


初心者向けから、比較的高度なものまで、さまざまな情報が記載されているだけでなく、子供向けの作例も多数掲載されていますので、「プログラミング教育」のための題材さがしなどにもおすすめです。