ソーラーパネルと水中ポンプで畑に水を汲み上げる(その後の稼働状況)

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工作

私は兵庫県の里山地域に畑を借り、そこで仲間といっしょに家庭菜園を楽しんでいます。
畑の隅に 3メートル × 3メートル ぐらいの小さな水田エリア(ミニたんぼ)をつくり、そこでコメづくりの体験も行っています。

一昨年、このミニたんぼに水を引き込むことを主な目的として、ソーラーパネルと水中ポンプを使い、川から水を汲み上げるためのシステムをつくりました(記事は こちら)。

畑の横にはこのように、小さな川が流れています。ソーラーパネルと水中ポンプを直結し、晴れているときだけこの川から水を汲み上げることができるようにしています。

ミニたんぼは小屋がある区画より一段(1メートルぐらい)上にあり、きちんと測ったことはありませんが、川からミニたんぼまでは4メートルぐらいの高さがあると思います。

使っている水中ポンプはこちらです。


このような使い方なので、どうせ長くはもたないだろうと考え、安価なものを採用しています。

このシステムの運用を始めてから3シーズンめになり、ポンプも数回交換していますので、これまでの稼働状況をまとめておきたいと思います。

最初にこのシステムをつくったのは、2023年の8月あたま(梅雨明け後)でした。
それから10月末頃まで安定して稼働し、その後は大量の水は不要となったため、ポンプを川から引き上げ、このシーズンの運用を終了しました。

翌2024年の4月中旬頃、再度このシステムを使おうと動作確認したところ、ポンプが回らなくなっていました。
このポンプを分解したときの写真はこちらです(写真は、分解してから雨のかからない屋外に1年放置した後のものです)。

筐体の中には泥水が溜まっており、モーターは錆び付いていました。

1シーズンで使えなくなるのは想定どおりだったため、同じものを再購入し、前シーズンと同様に運用開始したのですが、今度はわずか1ヶ月後にポンプが停止してしまいました。
ポンプを分解してみたところ、筐体内部への水の侵入を防ぐためのゴムパッキンがズレて取り付けられており、パッキンの意味をなしていませんでした。分解したときには筐体の中から大量の泥水が流れ出してきました。
分解した写真はこちらです(こちらも分解してから1年放置した後の写真です)。

短期間で停止してしまったため、サビは1台目よりもやや少ないようです。

そんな訳で、同年6月あたまに再度、同じポンプを購入しました。今度は使用開始前に一度ポンプを分解し、パッキンがきちんと取り付けられていることを確認してから運用開始しました。
このポンプは10月末まで安定して稼働し、10月末に川から引き上げて保管したのち、翌2025年4月中旬に動作確認しても問題なく動きました。
その後も継続運用していましたが、7月末に停止しました。
分解した写真はこちらです。使用期間が長かったため、サビもひどい状況になっています。よくこんな状態でも回り続けていたものだと感心してしまうぐらいです。

7月末に再度同じポンプを購入し、稼働させながら現在に至っています。

結局、一昨年から同じポンプを購入し続け、現在は4台目です。
パッキンの不備ですぐに壊れてしまったものを除くと、1台のポンプで1シーズン使用できており、概ね期待どおりです(もしかしたら、シーズン終了時に一度ポンプを分解し、清掃・乾燥してから保管しておいたらより長持ちするのかもしれませんが、なかなか面倒でやる気になりません)。

あと、ソーラーパネルについては3シーズン目の現在も全く問題ありません。
現状のままでも、まあいい感じに運用できているので、今後もこの構成で継続使用していこうと思います。