先日より、知り合いの方に畑の一画をお借りして、「自然農」の体験を楽しんでいます。
さて、「自然農」では、もともと生えている草と作物の共存が重要とのことですが、以下の書籍によると、生えている草を観察することによって、現在の土の状態がわかるそうです。
具体的には、作物には、種類毎に、生育に適したpH値(好適土壌酸度)というものがあるのですが、この土壌のpH値が、生えている草の種類によって推定できるということです。
ちなみに、お借りしている畑には、このような草が生えていました。
ただ、少し離れた場所では、生えている草の種類が大きく異なっていたり、そもそも草を見ても、その種類が判別できなかったりで、素人には簡単に、土の状態を判断することができません。
そんな訳で、「酸度測定液」というものを購入して、土のpH値を測ってみることにしました。
中はこんな感じです。土を混ぜた水の上澄みを試験管に入れ、測定液をたらし、比色表で色を確認することで、土のpH値を測定することができます。
早速測ってみます。
容器に畑の土を入れ、水を加えてかき混ぜ、上澄みの部分を試験管に入れます。
試験管に測定液を3滴加え、蓋をしてよく振ります。
比色表で比較した結果は以下のとおりで、おおよそ6.5辺りでした。少し離れた場所でも土を採取し、合計3箇所の土を測定しましたが、ほとんど同じ結果になりました。
なお、確認のため、水道水で測定してみると、pH値は7程度になりました。
また、スイバの葉を浸した水で測定してみると、pH値は4程度になり、正しく測定できていることが確認できました。
今回、畑には、トマトやパセリ、えだまめなどを植えていますが、これらの作物はいずれも、pH値が6.0〜6.5辺りの土壌が適しているそうです。
今回の測定結果は 6.5程度 ということで、植えている作物にとって、ちょうどよいpH値であることがわかりました。