兵庫県の里山地域にある畑を数名のメンバーでお借りして、自然農での野菜栽培を体験中です。
農作業の少ない冬の間に、みんなで獣害柵の補強などを進めているのですが、その作業と前後して、畑でヌートリアを頻繁に目撃するようになりました。
獣害柵の付け替えや周辺の整備によって、逆に畑に侵入しやすくなってしまったのか、これまでも入っていたが畑が雑草だらけで気付かなかっただけなのかは不明ですが、いずれにしろわずかに育った野菜が被害にあっており対策が急務です。
元々この獣害柵は、昨年の春にシカやイノシシの侵入防止のために設置したものです。
ワイヤーメッシュと「アニマルパワーフェンス」というポリプロピレン製のやや太いネットを使って設置しました。みんなで頑張って設置したおかげか、この冬は近隣の畑にはシカが頻繁に侵入しているようですが、私たちの畑には今のところ入られていません。
ただ、ネットの目が荒いので、小動物に入られるかもしれないという点については気になっていました。夏場にはキュウリやトウモロコシ、エダマメなどが被害にあっており、当時は鳥に食べられたと思っていたのですが、その頃から小動物に入られていたのかもしれません。
今回ヌートリアを目撃したことから侵入経路を探したところ、このようにネットを捲られている場所がありました。
あわててネットを地面に埋めるなどの対策をしたのですが、今度はネットを噛み切られて入られてしまいました。
本格的な対策として、網目の細かい金網を追加購入し、柵の下の方に張る作業を進めてはいるのですが、週末しか作業できず、すぐには完成しないため、暫定対策として余っていたネットを張ったり石やレンガを置いたりしました。
すると今度は、アニマルパワーフェンスは噛み切られ、追加で張った緑色のネットも破られ、置いていたレンガまで押し倒され、通り道をつくられてしまいました。
なかなかしつこく攻められています。
早急に本格的な対応を進める必要がありそうです。
なお、柵の対策と並行して、畑に多数のカメラを設置して定期的に写真を撮影しました。
獣を検知して撮影している訳ではなく、単に10分毎に写真を撮影しているだけなのですが、それでもこのように多数のヌートリアの写真を撮ることができました。
私たちの畑は、人間がいない間はヌートリアの遊び場になっているようです。。。
畑の横の小川では、ヌートリアがのんびり泳いでいました。