屋外でのIoT活用のためソーラーパネルを購入

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工作

電子工作でいろいろなものをつくっていると、それらを屋外で使ってみたくなることがあります。

例えば、畑の気温や土壌の水分を自宅でチェックできたり、畑の映像を遠隔地から見ることができたりしたら、とても便利だし、それ以前になんか楽しそうです。

ただ、IoTシステムには基本的に、電源と通信の仕組みが必要で、それが屋外利用におけるネックになります。
それらがネックになり、これまでの私の電子工作も、室内や、せいぜいベランダでの利用にとどまっていました。

そんな訳で、一度屋外でのIoTを体験してみたいと考え、ソーラー発電を試してみることにしました。
ソーラー発電した電力を使い、モバイルWi-Fiルーターと電子工作したIoTデバイスを常時稼働することで、屋外でのIoTが実現できればと目論んでいます。

私にはこの辺りに関する知識が全くないので、いろいろと本を読んだりネットで調べたりしたのですが、結局のところ、ソーラーパネルやバッテリー、その他がセットになっている商品を購入するのが一番簡単だという結論に至りました。

今回購入したのは、カウスメディアの「50Wソーラー発電 20Ahディープサイクルバッテリーセット」です。


ソーラーパネルとバッテリーの能力について少し悩みましたが、カウスメディアのホームページによれば、20Ahのバッテリーでスマホが38時間使用でき、50Wのパネルを使えば、快晴時には8時間でそのバッテリーに充電できるそうです。

今回つなぎたいと思っているモバイルWi-FiルーターとIoTデバイスは、ふたつあわせても、消費電力はスマホの半分以下と思われるので、このセットで大丈夫と判断しました。

アマゾンで購入し、翌日には商品が届きました。

パネルの寸法は分かっていましたが、室内で見るとやはり結構な大きさです。また、バッテリーの重さもかなりのものです。
お気軽にいろんなところに移動させて、いろんなところのデータを取れたらいいなと思っていたのですが、一度設置したら、動かすのは少し大変そうです。
例えば20Wのパネルなら、サイズも約半分になるので、もしも能力に余裕があるのであれば、パネル、バッテリーとも、ひとつ小さいものにしても良いかもしれません。

この手の商品は、説明書が非常にわかりにくいことが多いのですが、この商品の説明書は非常にわかりやすく、全く悩まずに30分ほどでセットアップすることができました。
セットの中に入っているチャージコントローラーにまで、きちんと日本語のマニュアルがついており、ビックリしました。

最初に、バッテリーとコントローラーを接続します。接続すると、コントローラーがONになり、コントローラーのディスプレイにバッテリーのアイコンが表示されます。

次にソーラーパネルとコントローラーを接続します。ソーラーパネル側はMC4という規格のコネクタで、差し込むだけです。

コントーラにつなぐと、ソーラーパネルのアイコンが表示されます。

パネルはとりあえず、ベランダに出して壁に斜めに立てかけておきます。

コントローラのディスプレイ表示内容は、数秒間隔で、「ソーラーパネル電圧」→「充電電流」→「バッテリー電圧」→「負荷電流」→「負荷モード」の順に切り替わります。

負荷モードは、「負荷モード」が表示されている状態で「Enter」ボタンを長押しすると、切り替えることができるようになります。
「0」〜「14」は、夜間のみONになるモードです(数字によってONの時間が変わります)。「15」は手動でON/OFFを切り替え、「16」はテストモード、「17」は常時ONです。
初期状態は「15」でした。「Enter」ボタンを押すたびにON/OFFが切り替わります。

とりあえず、スマホに充電してみることにします。
USBポートでスマホとつなぎ、「Enter」ボタンを押すと、負荷モードがONになり、ディスプレイに負荷(照明)のアイコンが表示されます。

今日は天気が非常に悪く、発電はまったくできていないようですが、充電はうまくできているようです。