自然農たんぼ実験 〜田植え

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自然農たんぼ実験

知り合いの方から畑の一画をお借りして、自然農での野菜栽培を体験中ですが、今年は、この畑の端に小さな水田エリアをつくり、自然農での稲作をやってみようと計画中です。

子供の教育教材で、バケツで稲を育てる「バケツ稲」というものがありますが、それを少し大きくしたイメージです。

昨年の秋に、知り合いの方から一株の稲をいただき、種もみを採取しました(記事は こちら)。
その種もみを使い、4月上旬に「選別」「温湯消毒」を行い、「浸種」しました(記事は こちら)。
また、浸種から10日ほど経った4月中旬には「種おろし」を行いました(記事は こちら)。

さて、種おろしから1ヶ月半が経過し、田植えの時期になってきましたので、いよいよ「田植え」を行います。

ところで、元々この苗は、畑の端に小さな水田エリアをつくり、そこに植えようと思っていました。
ところがほんの数週間前に、知り合いの方から、畑の隣にある「本物の田んぼ」にも田植えをしてほしいと頼まれました。

ただ、その田んぼは結構広く、人力で短期間に耕すのは到底無理な上、自宅ベランダで育てた苗もそんなに沢山はありません。
そのため、田んぼの一部だけを使うことにしました。

こんな田んぼです。

田んぼの一部を、簡易的に畔のようなもので区切り、その中だけ、数人がかりで人力で「荒起こし」をしました。

1週間たった画像です。ちゃんと水が溜まっています。

さらに1週間が経過し、田植えの前日になりました。
再度、簡単に土を耕し、田植えがやりやすいように水を抜いておきます。

さて、田植えの当日です。

自宅ベランダで育てた苗を、現地に持っていきます。

沢山の人が集まってくれました。

今回は、麻ひもに30cm間隔で結び目をつくり、それを園芸用支柱に結んでピンと張ることで、植える場所が分かるようにしました。

1時間程度で作業は完了しました。

このまま問題なく育ってくれればいいのですが。。。
何しろ初めてのことなので不安です。

参加者の中にはネパールの方がおられて、「ネパールカレー」をつくって持ってきてくださいました。

ネパールでは、田植えの時にはみんなでカレーを食べるそうです。

本場のカレーは、やはり格別でした。

追記

田植えから4日たった6月3日に田んぼの様子を見に行ったところ、田んぼの水がすっかり抜けてしまっていました!

田植え後には、水がきちんと貯まっていることを確認したのですが。。。

自宅ベランダでせっせと育てた苗は全滅のようです。

さらに、田んぼに「シカ」の足跡が多数ついていました。
田んぼにシカの餌になるようなものは何もなく、シカの通り道になっているようです。

もしも苗が育ったとしても、そのままシカに食べられてしまいそうです。

とにかく、まずは水を入れました。
次の日には雨も降ったので、2日後の6月5日には、水はたまっています。

苗はすっかり萎れてしまっています。
やはり、もうダメでしょうか。。。