知り合いの方から畑の一画をお借りして、自然農での野菜栽培を体験中ですが、今年は小さな水田エリアで、自然農での稲作も試しています。
元々は、畑の端に小さな水田エリア(ミニ田んぼ)をつくり、そこに自宅ベランダで種もみから育てた苗を植える計画でしたが、田植えの数週間前に、知り合いの方から、畑の隣にある「本物の田んぼ」にも田植えをしてほしいと頼まれ、急遽方針を変更し、そちらに植えることにしました。
しかし、実はそちらの田んぼは水の管理が難しかったらしく、田植え後の数日で水がすっかり抜けてしまい、苗も萎れてしまいました。
あわてて水を入れましたが、苗は元気にならず、7割ぐらいはダメになってしまいました(記事は こちら)。
やはり、急な思いつきでやることは、なかなかうまくいきません。
おまけに田んぼには「シカ」の足跡が多数ついており、シカの通り道になっているようです。
水の管理が難しい上にシカも入ってきているということで、今のところはかろうじて生き残っている苗も、この先無事に育ってくれるとはとても思えません。
そんな訳で、生き残った苗を、元々予定していた「ミニ田んぼ」に植え替えることにしました。
田植えをしたのが5月30日、水がなくなり苗が萎れていることを発見し、あわてて水を入れたのが4日後の6月3日、今回の植え替えは、しばらく様子を見た上で6月17日に行いました。
苗の状態はこんな感じです。
元気に見えるのはほぼ雑草で、イネはほとんどダメになっています。
予備の苗を植えていたエリアは、若干元気です。
これらの生き残っている苗を一旦抜き取り、ミニ田んぼに持っていきます。
ミニ田んぼはこちらのふたつで、ひとつは 1m×3m 程度、もうひとつは 2m×2m 程度の区画です。
とても小さいですが、今回残った苗にはちょうど良い広さです。
こんな感じで植え替えました。
ひ弱な感じですが、なんとか持ちこたえて欲しいと思います。
植え替えて3日後(6月20日)の様子です。
植え替えて16日後(7月3日)です。
なんとか生き残ってくれたようです。
こちらのエリアにはIoTの環境が整っているので、カメラで成長の様子を常時撮影しています。
植え替えてから1ヶ月間の成長の様子(タイムラプス動画)はこちらです。
途中で水が干上がったりもしていますが、カメラで遠隔地から観察できるので、すぐに対処できました。
周囲の他の田んぼに比べると、非常に成長は遅いですが、なんとか大きくなってくれています。