自然農の野菜栽培を体験する 〜ポットで春夏野菜の苗を育てる

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自然農体験

知り合いの方から畑の一画をお借りして、昨年の春から「自然農」での野菜栽培体験を楽しんでいます。

こちらの本を参考にして、野菜栽培を行っています。


1m2単位で畝をたて、その中で野菜をローテーション栽培するというものです。

今年の春は、昨年から使っている畝に加えて、新たに数区画の畝を準備し、以下のように野菜を植えようと考えています。

このうち「果菜」および一緒に植えるコンパニオンプランツについては、自分でポットにタネを撒いて、タネから苗を育てようと思います。

育て方

育てるのは「キュウリ」「ミニトマト」「ピーマン」「ナス」「サニーレタス」「エダマメ」「バジル」「シソ」の8種類です。

タネについては、「キュウリ」「ミニトマト」「ピーマン」「ナス」は「野口のタネ」で購入したもの、「サニーレタス」「エダマメ」は昨年秋に近所のホームセンターで購入したものの残りを使います。
「バジル」「シソ」のタネは、昨年育てたものから自分で採種したものです(記事は こちらこちら)。

土は畑の土をそのまま使います。今回は、肥料などはあえて何も使わずに試してみようと思います。

特に「ナス」や「ピーマン」などは発芽適温が高いようで、何も手当をしないと春先にはなかなか発芽しなさそうです。
どのような方法で温度を上げたら良いか、色々と考えていましたが、なかなか良い方法が思いつかず、結局は「発芽するまでは室内で育てる」「発芽したら徒長しないようにベランダに移動させる」こととし、これで苗が育つかどうかやってみることにしました。

タネを撒いたのは2月21日です。
ポット1個あたり、タネを3粒ずつ撒いています。

キュウリ

3月4日(種まきから11日)で、このように芽が出始めました。

3月7日(種まきから14日)です。

ポット4個とも発芽しましたが、ベランダに出していたところ、寒さのためか1個はしおれてしまいました。

3月26日(種まきから33日)には、このようになっています。

4月3日(種まきから41日)です。

4月12日(種まきから50日)です。

ミニトマト

3月7日(種まきから14日)、芽が出始めました。

3月26日(種まきから33日)には、このような感じになっています。

育ち具合にバラツキはありますが、ポット4個とも発芽しました。

4月3日(種まきから41日)です。

4月12日(種まきから50日)です。

ピーマン

3月15日(種まきから22日)、ようやく芽が出始めました。

3月21日(種まきから28日)です。

3月26日(種まきから33日)の様子です。

ポット4個のうち、3個発芽しました。

4月3日(種まきから41日)です。

4月12日(種まきから50日)です。

ナス

3月21日(種まきから28日)ようやくこのような感じで芽が出始めました。

3月26日(種まきから33日)には、このようになっています。

ポット4個のうち、3個発芽しました。

4月3日(種まきから41日)です。

4月12日(種まきから50日)です。

サニーレタス

3月7日(種まきから14日)の様子です。

3月26日(種まきから33日)です。

ポット6個とも発芽しましたが、徒長した感じでヒョロヒョロしています。
昨年秋に同じサニーレタスの苗を育てたのですが、その時も同じようにヒョロヒョロになっていました。こんなものなのでしょうか?

徒長対策で、3月13日に改めてポットにタネを撒き、こちらは最初からベランダに置いているのですが、種まきから13日たっても一向に芽が出てきません。

4月3日(種まきから41日)です。

4月12日(種まきから50日)です。

エダマメ

3月7日(種まきから14日)、このような感じで芽が出ています。

3月26日(種まきから33日)の様子です。もう畑に植え替えることができそうです。

ただ、エダマメはポット9個のうち3個しか発芽しませんでした。タネがカビてしまったり、アタマが土から出ず、逆に根の方が土から浮き上がってしまいダメになったものが多かったようです。
土や水のやり具合を工夫しなければいけなさそうです。

3月31日追記

エダマメは、3月31日(種まきから38日)に、畑に植え替えました。

4月15日追記

畑に様子を見に行ったところ、植え替えたエダマメの苗が全て枯れてしまっていました。
4,5日前までは元気に育っていたのですが。

一方、同じ頃に、苗の近くに撒いたエダマメのタネが発芽していました(発芽率は低いですが)。

4月22日追記

畑に直接タネを撒いたエダマメは、このような感じになっています。

一方、同じ時期にポットにも追加でタネを撒き、自宅ベランダで育てていたのですが、そちらはこのような感じです。

どちらも同じタネですが、育ち方は全く違います。
直撒きの方は丈は短く本葉が出ていますが、ポットの方は丈は長くようやく本葉で出始めているところです。

ポットの方も屋外で育て、できるだけ日光に当てるようにしていますが、それでもやはり不十分なようです(発芽率はポットの方が高いですが)。

バジル

3月15日(種まきから22日)、芽が出始めました。

3月26日(種まきから33日)です。

ポット3個のうち、発芽したのは2個です。自分で取ったタネでは安定して育たないのかもしれません。

4月3日(種まきから41日)です。

4月12日(種まきから50日)です。

シソ

3月26日(種まきから33日)の様子です。

ポット3個とも発芽しました。
ただ、わざわざポットにタネを撒いたものより、去年プランターで育てている時に勝手に落ちたタネの方が、ずっと元気に育っています。

4月3日(種まきから41日)です。

4月12日(種まきから50日)です。


ちょうどいいタイミングで畑に苗を植えたいと思い、逆算してまだ2月の寒い時期にタネを撒きましたが、やはり発芽までにとても時間がかかりました。

ようやく芽が出てきた頃には、ホームセンターではすっかり繁った苗がたくさん販売されており、やはりプロには様々なノウハウがあるんだろうなと、改めて実感しました。

4月12日追記

今回は、ゴールデンウィーク頃には苗の植え替えを行いたいと思い、逆算して2月後半にタネをまきました。

しかし「発芽が遅い」「発芽率が低い」「発芽してからも生育が遅い」と、なかなか植え替えができるような状態にはなりません。
結局、ホームセンターで苗を購入することになりそうです。

これまでに気づいた主な問題点は以下の2点です。

【反省点1】土が硬い

今回はあえて、畑の土をそのまま使いましたが、ポットに入れて水をやったりしているうちにどんどん硬くなり、石のようになってしまいました。
土が硬すぎるために芽が出なかったり、芽が出ても根が育たなかったりしているように思います。

エダマメなどは、芽が地上にでることができず、逆に根が地上に浮いてきたりするような状態でした。

本などには種まき用の土について色々書いてあります。
やはり、そのような情報をきちんと守らなければいけないと感じました。

【反省点2】温度が低い

今回は、ポットを保温するための良い方法を思いつかず、「発芽するまでは室内」「発芽したらベランダ」で育てることとしました。

ただ、室内でも夜間はかなり温度が下がります。また春先の室外は昼間でも結構寒く、今回の育て方は「発芽前」「発芽後」ともに、かなり厳しい環境だったように思います。

やはり、日光を十分当てることができ、かつ夜間も含めて保温することができる方法が必要なようです(ビニールハウス+ホットカーペットなど)。

来シーズンに向けて、また色々と考えてみたいと思います。